青汁の基礎知識 青汁の価格

青汁には様々な種類があるため、価格帯もピンからキリまで広い範囲に分布しているが、粉末の青汁の場合大体、1回につき100円〜200円の範囲内におさまるのが一般的なグレードのものだそうだ。錠剤の場合でも1日につき100円程度のものが多い。大人1人当たりの1日の野菜の摂取量は350グラム程度であることが望ましいと言うデーターがある。小松菜の場合は大体1束、モロヘイヤの場合はその束の大きさにもよるが、大ぶりの140グラムの物にすると3束(廃棄率も考慮)程度必要になる計算だ。小松菜は季節によるが、100〜200円ほど、モロヘイヤは安くとも1束100円ほどすることが多く、いずれも生で食べることは少ないので、調理にかかる水道代、ガスもしくは電気代などを併せると粉末状の青汁を買った方が安い。また、熱で破壊される栄養素や洗ったりゆでたりして失われる栄養素のことを加味して考えると青汁のコストパフォーマンスは良い部類に入ると言えよう。無論、野菜は栄養を取るばかりではなく、食感や見た目(イタリア野菜のロマネスコなどが見た目を楽しむ野菜の代表格。ブロッコリーのお仲間だが、パスタや蒸野菜にすると美味)を楽しむためにも食べるものだが、栄養と言う基準に対する対費用効果は青汁の方が高いことは否めない。ジューススタンドで飲む場合は、コーヒー店のコーヒー程度、粉末で飲む場合は缶コーヒーを買う程度の出費で済むので、休憩がてらの1杯の選択肢に青汁を入れてはいかがだろうか。

青汁の長所

青汁の長所はその栄養価の高さ、また利用のしやすさにある。青汁に含まれる栄養をすべて普段の食事でとろうとすると、私たちは山のような食品を取らなければならなくなる。野菜の中に含まれる酵素は、消化吸収などを助ける体のサポート役だが、熱に弱く70度以上の温度でその活動を止めてしまう。また、酵素を助けて傷の修復などに働く補酵素ビタミンも熱に弱い。水溶性のものは洗ったり、ゆでたりすることで野菜の切り口から出て行ってしまう。調理法がまずいと食べるころにはビタミンのほとんどが野菜から失われてしまうことになる。生野菜や軽く蒸した野菜を食べれば、この問題の大半は解決できるが、野菜ばかりをそう食べられるものではなく、ついついドレッシングをかけたりマヨネーズをつけて食べたりして脂質を多くとることに繋がってしまう。自家製の青汁や生ジュースは熱を通さずに沢山の野菜を取ることができる方法だと言われている。野菜は、へたや外の葉等を取り除かねばならず、物によっては廃棄率(野菜の重量の何パーセントを捨てるかを数値化したもの)が50パーセントを超えてしまうことがあるが、青汁の場合、普段は硬くて食べないような部位も利用できる(但し、その際は布巾を使って濾すことが必要)ので出るごみも少なくなる。 また、野菜の価格は、収穫量によって毎日上下するが、粉末もしくは錠剤の青汁は契約農家からの購入や旬の時期に大量購入した野菜を使うなどして原材料を一定量確保しているため、価格変動が少ない。

青汁の短所

青汁を飲みたがらない人の多くは苦い、独特の青臭さがある、舌触りが悪く粉っぽいと言った欠点を指摘する。確かに以前の青汁は、製法が発達していなかったため、こうした食味および香味の欠点があるものが多かった。栄養価ばかり重視して味と言う付加価値を考慮していなかったのだろう。因みに栄養があるのに酷く嫌われる食品としては青汁の他にイギリスのマーマイトなども有名である。慣れると何故か病みつきになってないと生きていけないと標榜する人まで出る点でもよく似ている。マーマイトはビールを作るときに出た澱を使った食品だが、生産地は青汁、マーマイト共に双方とも島国である。島国は一般的に取れる食料が少なく、地面の栄養も少ないため住民は栄養失調になりやすい。足りない栄養を補おうと必死に考えた末が好き嫌いの分かれる栄養食品を生み出した要因のひとつのようだ。 味は先に書いたとおり、随分と改善されてきた青汁だが、青汁を飲めない人はその色にも拒絶反応を示すことが多い。他の要素は変えられてもこればかりは変えようがない。緑色だから「青汁」なのだから。では、何故あの緑色に拒絶反応を示す人が多いのか。それは、私たちが本能的に獲得する毒のある食物への防御反応が大きく関わっている。草食動物以外にとって緑や青は未成熟で硬く食べられないものの色の代表格であるので私達の目にはどうしても美味しそうに見えないのだ。ピーマンを嫌いな人も青汁を嫌いな人も理由は似たようなものだと言える。経験を積んで「緑色のものでも美味しい」と分かれば自然と食べられるようになるので美味しい青汁を探すことから始めてみるといいかもしれない。